文章初心者が陥りやすい、守るべき2つの原則

  • 2023年7月10日
  • 2024年1月13日
  • 文章術

どうも、よこです。

今回は、文章を書く上で守るべき2つの原則について、お話していきます。

以前の記事で

「1文目は2文目を読ませるためにある」

「2文目は3文目を読ませるためにある」

「文章を書いているうちに、次から次へと書きたいことが湧いて出てきて、

構成をガチガチに練る必要はない」

と話しました。

これらについて、何1つ間違ったことは言っていません。

ですが、場合によっては都合よく解釈して、

間違った、読みにくい・読まれない文章を書いてしまう人がいるのではないかと思い、

今回の記事を書いています。

中には、今回お話しする原則を守らなかったことで、

自分で気付かないうちに、読まれない文章を書いている人が結構います。

そのような悲しいことにならないよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

もしかしたら、あなたも自分で気付いていないだけで、

今回お話しする原則を守れていないかもしれませんよ?

2つの繋がり

文章を書く上で、守るべき2つの原則。

それは

・本題との繋がり

・話の繋がり

この2つの繋がりをきちんと意識して、文章を書くことです。

では、1つずつ説明していきます。

本題との繋がり

文章を書く際、必ず本題があって、その本題に沿って文章を書いていきます。

例えば、東京のオススメ観光地を説明する、という本題があるとします。

そうしたら、東京のオススメの観光地を説明しないといけないです。

間違っても、北海道や沖縄、

ニューヨークやロンドンのオススメ観光地を説明してはいけないのです。

まぁ、さすがにこれは極端な例ではあります。

でも、知らないうちに、この極端なことになっている人って、結構いるんですよね。

例えば、確かに最初は、東京の観光地を紹介している。

けれど、東京タワーの説明をしているうちに

「こんな味気ないモンより、大阪の通天閣の展望台の方がええに決まっとるやろ!」

って展開になってる人。

(大阪の某高校生探偵かよ)

いや、東京のオススメ観光地じゃねぇじゃん。

大阪のオススメ観光地になってるじゃん。

しかも、その後は大阪のグルメに関して紹介していたり……。

(いや。僕は別に大阪を貶しているわけじゃないです。海遊館行ったり、本場のたこ焼き食べたりしたいです。マジで)

最初に説明していた内容から、終わる時には大きく変わってしまっていた。

そんな文章は、基本読まれません。

だって、読者はあくまで最初に説明していた内容を知りたくて、

その文章を読み始めるのです。

先ほどの例で言えば、東京のオススメ観光地について知りたいから、

その文章を読み始めようと決めるのです。

大阪のオススメ観光地を知るために、わざわざ貴重な時間を費やして、

その文章を読み始めたわけではないのです。

つまり、読者の期待を悪い意味で裏切ってしまっているのです。

そうなれば、誰も読もうとは思わないですよね。

話の繋がり

2つ目は、話の繋がりについてです。

僕の知り合いにもいたんですけど、

話の内容がコロコロ変わる人っていますよね?

さっきまでAについて話していたのに、いつのまにかBの話題をしていたり。

そういう人と話すと、展開や話の繋がりが分からず、混乱してしまいます。

これと同じで、話は前後で繋がっていないと、読者を混乱させてしまいます。

例えば、こんな文章があったとします。

「僕、今まで自分でチケット買って、飛行機に乗ったこと無いんです」

この文章を読んで、次にどんな文章が続くのか。

読者は読むのと同時に、あれこれ勝手に想像します。

飛行機は無いけど、新幹線ならあるのかな?

それとも、この前初めて飛行機に乗ったから、その感想を伝えたいのかな?

などなど。

でも、次に来た文章がこんな文章だったらどう思いますか?

「僕はイヌ派よりもネコ派です」

………………………意味分かんないですよね。

間違いなく、この文章を読んだ人が

「?????」

って状態になると思います。

「いや、何で飛行機の話からペットの話になってんだよ」

って思います。

なぜなら、話が前後で全く繋がっていないから。

繋がっていないから、読者は混乱してしまいます。

で、人にとって混乱とはストレスになります。

ストレスって、当たり前ですが誰だって極力感じたくないものです。

感じたくないから、その混乱の原因から離れようとする。

この場合では、文章を読むのを止めてしまいます。

確かに、今回の例も極端な話ではあります。

だから

「いや。さすがにそんなアホな文章書く奴いねーだろ」

「小学生の作文以下じゃん」

って思う人もいるかもしれません。

ですが、いい歳した大人でも、これに近いことになっている人って、

意外にも多いんですよね。

なぜなら、文章を書いている本人からすれば、

いちいち全部説明しなくても理解できてしまうからです。

どういうことなのか。再び例文を使って解説します。

例えば、先ほどの例文。

「僕、今まで自分でチケット買って、飛行機に乗ったこと無いんです」

「僕はイヌ派よりもネコ派です」

この2つの文章を軸に、このように書き換えたらどうでしょうか?

「僕、今まで自分でチケット買って、飛行機に乗ったこと無いんです」

「というのも、僕はネコを飼っているからです。ネコを置いてどこか遠くへ行けません」

あ、ちなみに僕はイヌ派よりもネコ派です」

こうすれば、先ほどと違って、前後に繋がりが出来て読みやすい文章になったと思います。

ただ、この真ん中の部分を書かずに、抜いてしまう人がよくいるんですよ。

なぜなら、書き手の人からすれば、いちいち説明しなくても自分は理解できているから。

理解できているから

「わざわざ説明する必要ないな」

「僕にとって当たり前の感覚だし」

とか頭の中で考えてしまうんです。

その結果が、最初の意味の分からない例文に繋がるわけです。

このように、自分の中で勝手に完結してしまい、

読者に内容が全然伝わっていないパターンは、数多くの人がやってしまっているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の内容は、一見すると

「誰がそんなアホな間違いするんだよ」

って言ってしまいそうな内容でした。

けれど、本当に、本当にこの間違いをやっている人って結構います。

もうね、自分からすれば理解出来るから、他人にも理解できるだろうと思っている人。

ぶっちゃけ、

そんなのは自己満足でしかないです。

読者に自分の言いたいこと、考えていることが伝わらなければ、

その文章は何の意味もありません。何の価値もありません。

その意味のない文章を書くことの無いよう、

ぜひ今回お話した原則を守るよう、心がけてみてください。

今回の内容をを心がけるだけで、大分読みやすい文章になりますから。

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