どうも、よこです。
よく、「建設業界はブラック」だと言われますよね。
でも、どうしてそこまでブラックだと言われるのか。
前回は納期編を紹介しました。
今回は決算編です。
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建設業界は年末~年度末が忙しい
これはどの業界もある程度共通してるけど、決算期が近づくと忙しくなります。
お金の管理や書類をまとめるなど、単純と言えば単純だけど、面倒な仕事が増えます。
建設業も同様に、決算期が近づくと忙しくなります。
そしてその時期が年末~年度末。
つまり、12月ごろから3月にかけて。
ただ、建設業が他の業界と違うのは、この時期の仕事を大量に受注する傾向があるということ。
しかもやりすぎと言えるほどに。
これが理由で建設業界はものすごくハードと言えるんです。
やりすぎな理由
なぜ、やりすぎと言えるほどに仕事を大量に受注するのか。
その理由は決算時に、今年度はこれくらいの仕事をこなしたというのが実績になるからです。
そしてその実績が翌年度の成果に関わってきます。
平たく言うと、決算の3月までに極力大量の仕事をこなして実績を作れば、それが良い評価をされます。
そして、それが会社の評判になったり、より多くの予算が得られるんです。
(厳密に言えばもっといろいろとあるのだけど、説明すると余計ややこしくなるので割愛します)
逆に、たいして仕事をこなしていなければ、会社の評判が下がってしまう。
そうすれば今後の仕事の受注量に影響してくるし、予算も下がってくるというわけです。
だから、会社の経営陣は何としてでも決算期までに、より多くの仕事をこなそうとします。
そのためなら、多少無茶な仕事でも受注するし、過酷な労働環境にも多少は目をつぶる。
なかには日曜や祝日などの休みにしか作業できない工事(平日は工場が稼働していて、邪魔になるなど)もあるので、そういうのでもなんでもいいから受注するんです。
だから、この決算前は休み無しで働き詰めになる人が多くなります。
後日に振替で休日を取らせてくれるのであればまだマシだが、取れない場合も多いくらい。
毎年の積み重ね
建設業界では、どこの会社も似たり寄ったりの状況。
さすがに大手の会社は、最近になって週休2日を確保するよう動き始めたけど、なかなか上手くいってない。
そもそも、決算時に評価される仕事の量は、前年度と比べて多かったか少なかったかで評価されるところがあります。
だから、最低でも前年と同じ程度の仕事をこなさないと評価されません。
それはつまり、毎年のように同じ仕事量をこなすハメになっている。
毎年のように、休みが取れない日々を過ごすハメになっている。
これまでずっとこのような労働条件・環境でやってきたのが建設業という業界なんです。
まとめ
もうずーっと、こんな状態の建設業界。
少し前に、東京オリンピック・パラリンピックの建設現場の労働環境改善が問題視されてニュースになりました。
特に、新国立競技場建設に関わっていた、23歳の現場監督が長時間労働の後に自殺してしまった問題。
労働組合の国際組織が、大会組織委員会などに労働環境の改善を求めるなど、非常に問題視されたこともありました。
これを受けたこともあって、政府も大手企業を中心に、建設業界の改革を進めています。
でも、先ほど言ったように、なかなか上手く進めていないのが実情。
形だけではちゃんと休みが取れているようでも、僕みたいに無給で休日出勤したり残業したりは、当たり前なのがこの業界なんです。
また、すでに建設業で働いているけど、建設業で働くことにそこまでこだわりが無い人。
すぐにでも他の健全な会社へ転職するべきじゃないかって思います。
僕も以前いたブラックな会社から転職し、ずっと良い環境で働けるようになりました。
でも「辞める」って中々上司には言いにくいし、勇気がいります。
でも最近は退職代行っていう便利なサービスがあるんです。
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