どうも、よこです。
よく、「建設業界はブラック」だと言われますよね。
でも、どうしてそこまでブラックだと言われるのか。
前回は人手不足編を紹介しました。
今回は納期編です。
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納期に追われる
漫画家とか、しめ切りに追われる人がいますよね。
それは建設業でも同じ。
建設業では‘‘しめ切り‘‘とは言わずに‘‘納期‘‘って言うんですけど。
「この日までに工事を終わらせて、発注者にお渡しできるようにしてください」
という期間のこと。
で、この納期なんですけど、大抵の場合、どこの現場でも納期に追われています。
1日や2日で終わる工事なら、あんまりそういうことは無いけど、1年とかそれ以上の工事となると話は別。
と言うのも、最初に決められた納期がギリギリだったするから。
もちろん、ある程度の余裕があるように考えてはいます。
でも、ある程度の余裕なんて簡単に吹き飛ぶんです。
何故かと言うと、工事現場に予想外のトラブルはつきものだから。
と言うかあって当たり前なんです。
(まぁ、あって当たり前だから、最初からある程度余裕を持たせているんだけれども)
小学校や中学校でも図工の授業なんかで、予想外のトラブルがあったことってありませんか?
使いたいと思っていた色のクレヨンが無くなっていたとか、一部の部品の使用場所を間違っていただとか。
そういうのであればすぐやり直しが効くけど、大きな建造物を創る工事であれば、簡単にはやり直しが効かない。
下手な話、1か月かけて造り上げたものを全て壊して、1からやり直しすることだってあるくらい。
もちろん、そういったトラブルがあっても納期が後ろにズレることはないです。
自然災害が起きて、修復不可能レベルにでもならない限り、この納期がズレることは決してないです。
納期を守るのが正義
じゃあどの工事でも納期に間に合ってないのか。
そういうわけでもないです。
なぜなら、何としてでも納期に間に合わせるために、人を働かせるからです。
残業三昧、休日出勤の違法労働してでも納期に間に合わせようとする。
違法労働<<<<<<<<<<<<<<納期
ってぐらい納期を優先させるんですよね。
なんでそこまで納期にこだわるかって言うと、主に2つの理由があります。
1つは発注者との契約があるから。
2つ目は会社の評判に関わるから。
- 発注者との契約
- 会社の評判
1.発注者との契約
契約には、納期までに発注者が指定した工事を終わらせたら、これだけの報酬を払うという決まりがあります。
つまり、納期を過ぎた分の工事費用に関しては、発注者は支払ってくれないんです。
じゃあ誰が支払うのかと言うと、受注者、つまり自腹。
言い換えれば、その分利益が減るという事。下手すれば赤字になります。
仕事なんて利益を出すためにやるわけですから。
赤字なんて出すわけにいかない。
また、発注者も納期をズラすわけにいかない。
例えば、ホテルやマンションを創る工事であれば、納期が後にズレると宣伝にも関わってきて、人の入り=収益に関わってくるから。
競合他社がいればなおさらです。
2.会社の評判
納期に間に合わなければ、世間的に評判が悪くなるのは想像できると思います。
「あの会社は納期に間に合わせることができない会社だ」
「じゃあ、あの会社に頼むのはやめようか」
となって、今後の仕事が減る可能性が出てきます。
そうなれば当然利益も減るわけで、会社としてはそれはマズイ。
だからなんとしてでも納期にこだわるんです。
まとめ
建設業界にとって、納期を守らないというのは冗談抜きで死活問題。
だから違法労働を強制してでも納期を守ろうとします。
でもそうすると、違法労働ばっかの建設業界に人が集まらない。
↓
人が集まらないから、1人当たりの仕事量が増える。
↓
1人当たりの仕事量が増えるから違法労働がより増えていく。
こんな負のスパイラルにハマってるんですよね。
本当にどうにかしないとマズいんじゃないのってレベル。
建設業に若い人が集まらないから、定年退職した人を呼び戻す事態にまでなってるわけですし。
政府もなんとか改善しようとしてるけど、なかなかうまくいってないのが現状なんですよね。
また、すでに建設業で働いているけど、建設業で働くことにそこまでこだわりが無い人。
すぐにでも他の健全な会社へ転職するべきじゃないかなと思います。
僕も以前いたブラックな会社から転職し、ずっと良い環境で働けるようになりました。
でも「辞める」って中々上司には言いにくいし、勇気がいる。
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