こんにちは。よこです。
今のご時世、働きたくても働けない人がたくさんいます。
仕事が無い、病気で働けない、貯金すら無くて家を追い出されたという人。
頼れる家族も友達もいない。
いったいどうしたらいいのか途方に暮れている……。
そんな人たちのために、国は生活保護という制度を設けています。
言わば、最後のセーフティネットです。
でも、ネットで見てみると、
- 窓口の職員がまともに取り合ってくれない
- 生活保護受給者が多すぎるから、今から申請しても受け入れてもらえない
- 受給条件が厳しすぎる
- 親へ連絡がいくのが怖くて、受けたくても受けられない
などという、ネガティブな意見が散乱しています。
そこで、今回は生活保護について語っていこうと思います。
実は、僕も生活保護の申請を行ったことがあります。
(生活保護受けなくても生活できるようになったので、結局受けませんでしたが)
なので、その時の詳しい状況や、実際に職員の方から聞いた話を説明していこうと思います。
生活が本当に苦しい方や、生活保護を考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
まずは無料相談窓口へ!
僕が生活保護を考えたのは、翌月の家賃が払えない状態まで追い込まれていたからでした。
手持ちのお金は5万円弱。家賃やら月初めのクレジットカードの支払いができなかったんです。
仕事の方も探していたけれど、なかなか見つからない。
派遣の会社に登録しても、紹介できる仕事が無いと言われていて……。
もう本当にまずいと思ってネットで色々調べたんですね。
そしたら、生活困窮者自立支援制度なるものがあったんです。
そしてその相談窓口も、全国各地にあるとのことだったので、まずは相談してみようという思いで行ってみました。
(生活困窮者自立支援制度について知りたい方は、こちらのリンクからどうぞ)
そこで自分の現状を担当の方に話しました。
すると、今の自分が受けられる国の制度を紹介してくれました。
その中には生活保護も入っていました。
その方は生活保護が1番良いということだったんですが、僕は親に連絡がいくのが嫌だったんです。
だから、そのあたりのことも含めて相談したんですね。
そしたら、
「場合にもよりますが、親に連絡がいかないようにすることもできるかもしれないですよ」
と言われたんです。
え?マジですか?!
それで、なぜ親への連絡が嫌なのかを説明したんです。
(理由として、親とは疎遠になっていて、ろくに連絡も取ってなかったんです。
また、僕の母は厳しかったので、何を言われるかと思うと怖くてしょうがなかったんです)
すると、そのことを懇切丁寧に生活保護担当の方に話すように言われたんです。
親への連絡が過度のストレスになって、生活に悪影響を与えかねない、という理由で通せるかもしれない、と。
生活保護は受給者の生活を少しでも楽にするための制度です。
だから、生活保護を受けるにあたって、悪影響を及ぼすようなことがあってはならないということだったんです。
ただ、僕1人では上手く伝えられるか不安でもあったので、相談に乗ってくれた方が僕と一緒に生活保護の担当の方と話をしてくれることになったんです。
これは正直、とても心強かったですね。
生活保護の申請はあっさり終わった
僕は相談に乗ってくれた方と一緒に、生活保護申請窓口に向かいました。
(たいてい、相談所も生活保護の窓口も同じ建物内にあります)
そこでは生活保護担当の方を相手に、僕と相談に乗ってくれた方の2人で現状を説明しました。
もちろん、袖にされるようなこともありませんでしたし、担当の方も真剣に考えてくれました。
条件は満たしているということだったので、生活保護の申請を無事に出せました。
ただ、僕はこの後に昔の通帳があったのに気づいて、その中にそこそこのお金がありました。
なので、このことを正直に担当の方に伝えて、申請は取り消しにしてもらいました。
生活保護を受ける前に1番知りたいこと→条件とネットの噂
で、生活保護を受けるときに、1番気になるのが条件やネットにある噂ですよね。
僕もそれがすごく気になっていたので、担当の方に色々話をきいてみたんですよ。
そしたら、ネットの噂はあんまり参考にならなかったんですね。
例えばテレビやゲーム機、パソコン。
- 無くても生活できるし、売ればお金になるから売らないといけない
- パソコンは1台で充分だから、2台以上所持している場合は処分しないといけない
これ、嘘です。
担当の方に聞いてみたところ、手放さなくてはいけないものは、世間一般でいう‘‘資産‘‘だけなんだとか。
資産というのは主に以下のものになるようです
- 家やマンション 不動産物件
- 金の延べ棒・金塊など
- 車・バイク
- 株
- ブランド物のバッグや時計
言い換えれば、売ればそれなりにまとまったお金になるものは持っているのはダメということですね。
テレビやゲーム機、パソコンなんか売ったところで10万円にもならないから、持っていても問題ないということでした。
また、よく聞くのが条件が厳しいということ。
これは、本当にもうお金が無くてあと1か月も持たないという人は普通に審査に通ります。
自治体にもよるので、具体的に所持金額がいくら以下でないとダメとかは言えないです。
ですが、所持金が10~15万円も無く、上で述べた資産が無ければ大抵の場合通るらしいです。
また、水道代や光熱費、家賃や年金などの毎月支払わなければならないものを滞納したことが無ければ、それだけで審査に通りやすくなるらしいです。
(というより、滞納ばっかりしている人が審査に通りにくいというだけですが……)
最後に親や兄弟など家族への連絡ですが、僕のように疎遠で連絡も長い間取ってないとかであれば、考慮してもらえるらしいです。
また、過去に親から虐待などを受けて傷を受けていた場合(身体か心かは問わない)、ほぼ間違いなく親への連絡は無しに生活保護を受けられるそうです。
まとめ
生活保護を受けることはなんら恥ではないです。
恥があるのは嘘の申請をして生活保護を不正受給しようとする人です。
もっとも、申請時に銀行口座の貯金残高を確認したり、受給後は生活保護担当の職員が家に訪ねてくるなどするので、不正受給はかなり難しいです。
仮に上手くいったとしても、後々に何らかの拍子にバレると、受けていた生活保護と罰金を支払わなければならなくなります。
なので絶対にやめましょう。
本当に生活に困っているならば、生活保護の申請をしましょう。
各地にある生活困窮者自立支援制度の相談窓口で相談しましょう。
相談するだけでも本当に救われます。
自分が困っていることを誠心誠意伝えれば、きっと力になってくれます。
向こうの方から手助けしてくれます。
(ちなみに、僕は相談に行ったときに、余っていたマスク一袋とイワシの缶詰を4つほどもらいました。これだけでも相談に行ってみて良かったと思ってます)(^^♪
生活保護を受けられる身でありながら、何もせずに野垂れ死にするよりずっとマシです。
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