こんにちは。よこです。
今回の話題は、イソップ寓話の「北風と太陽」。
誰もが1度は読んだことのある物語だと思います。
とある旅人の上着を脱がせようと、北風と太陽が勝負するお話。
北風は突風を吹かせて上着を脱がそうとするけど、旅人は突風が吹く度に強く上着を握りしめてしまい、なかなか脱がすことが出来ない。
一方、太陽は旅人を燦燦と照りつけた。
すると、旅人は自分から上着を脱いで、太陽が勝利した、というお話。
なんで今回これを話題にしようかと思ったのか。
それは、みんなこの教訓を知っているのに、その教訓を教育に活かせていないと思ったからです。
というわけで、「北風と太陽」を話題に始めていきます。
子供に逆効果の教え
「遊んでないで勉強しなさい」
「いい大学に入っていい会社に就職しなさい」
「頑張って働いて、結婚して、幸せな生活をおくりなさい」
こんなセリフを1度は聞いたことがあると思います。
親や学校の先生は、決まってこんなセリフを言います。
でも、これって北風と太陽の話を考えたら、逆効果ですよね。
確かに、そうやって言い聞かせて言う通りにする子供はいます。
でも、子供だって立派な1人の人間です。
例え未熟な面があったとしても人間です。
人間だから自分の意志があります。欲求があります。
それなのに無理矢理上から言うこと聞かせようとしても、反発するのが普通です。
大人だって、会社で上司からああしろこうしろ言われてたら
「いちいちうるさい!口出しするな!」
って思って、反抗的な態度をとりますよね?
にも関わらず、子供に対しては言うことを聞かせようとする。
自分がされて嫌なことを、子供にするんですか?
子供のため
「子供はまだ世の中を知らないから、知ってる自分が導いてあげないとダメでしょう」
そんな意見も出てくるかもしれません。
教育を放置して、不良になったり犯罪を犯すような人間になって欲しくない。
その心情は分かります。
でも、やってはいけないことを教えることと、やるべきことをやらせようと促すのはまた別問題だと思うんです。
子供の教育に必要なのは、犯罪や人を困らせるようなことをしないよう、言い聞かせることだと思うんです。
それさえできたら、子供は好奇心旺盛だから、色々なことに興味を持って、最終的には自分の進みたい道を歩み始めると思います。
その時に、親や先生が手助けしてあげればいいのではないかと思うんです。
真面目過ぎるのも考え物
何度も言いますが、子供を心配する気持ちが分からないわけじゃないんです。
「子供は大丈夫だろうか?」
「このまま放置していてもいいのだろうか?」
それでなくても日本人は根が真面目だから、こんな不安な気持ちが出てきて、何かと子供に干渉しようとします。
真面目だから、
「勉強させるためには勉強するよう言い聞かせるしかない」
と思ってしまいがちです。
でも、そこでこらえて、子供の自然な成長を見守ってあげてもいいんじゃないかって。
子供は親が思っている以上に速く成長するし、考えています。
何でもかんでも干渉してくる親なんて、子供からすれば邪魔なだけなんです。
それよりも、子供がちゃんと成長できる環境を整えて温かく見守る親の方が、子供としてはありがたいし、そばにいて欲しい親と思うようになります。
放任主義になるのではないです。
温かく見守る。それだけでいいと思うんです。
まとめ
教育熱心と言えば聞こえはいいけど、度が過ぎると子供も反発してしまう。
上着を必死で握りしめた旅人のように。
だから、太陽のように燦燦と暖かく照らし、穏やかに接する、教育する方が良いんじゃないでしょうか。
親だって人間。子供だって人間。
無理矢理が嫌なのは一緒なんですから。
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