孫子の兵法【勝ち続けるために何をすべきか】の書評

  • 2022年9月14日
  • 2024年1月13日
  • 書評

どうも。よこです。

今日は、「孫子の兵法 勝ち続けるために何をすべきか」(著者:渡部昇一&谷沢永一)

の書評をしていきます。

結論から言うと、メッチャ面白かった。

ネットでざっと見たけど、酷評している人がいたんだけど、

僕は逆にその酷評する理由が全く分からないくらい、分かりやすくて面白かったね。

てなことで、詳しく解説していきます!

大まかな内容

「孫子の兵法 勝ち続けるために何をすべきか」は13の章に分かれていて、それぞれ

第1章:計篇 戦う前の準備について

第2章:作戦篇 勝つための策について

第3章:謀攻篇 戦わずに勝つ方法について

第4章:形篇 戦いの本質について

第5章:勢篇 戦いの際の勢いについて

第6章:虚実篇 相手の「虚」を衝くことについて

第7章:軍争篇 戦いの心構えについて

第8章:九変篇 逆説的発想の戦い方について

第9章:行軍篇 自分と敵の布陣について

第10章:地形篇 地形に応じた戦い方について

第11章:九地篇 状況に応じた戦い方について

第12章:火攻篇 火を使った戦い方について

第13章:用間篇 情報活動について

をまとめています。

実際に孫子の軍略が、

太平洋戦争や日本の戦国時代の戦いにどう反映されているかを詳しく解説してくれています。

例えば、孫子の兵法について詳しく知らない人でも、

1度は聞いたことのあるだろうこの言葉。

「敵を知り 己を知れば 百戦危うからず」

これをやって勝ったのが太平洋戦争におけるアメリカで、

やらずに負けたのが日本だったと解説しています。

なんか、スゴイ説得力ありましたね。

日本は国力でアメリカに何1つ勝っている部分は無いのに

「大和魂だ!」

「米兵は臆病者だから、戦えば相手は逃げていく!」

とか、わけの分からん精神論で勝てる気でいましたからね。

(まぁ正確には、冷静にアメリカとの国力を比較したら、持久戦になったら勝ち目はないという考え方の人もいたそうですが)

一方、アメリカの方は日本という国や、日本人という人種について徹底的に研究しました。

研究した結果、日本軍の作戦暗号を丸裸にして、

ほとんど自分たちに有利な状況で戦闘を開始していました。

そう考えたら、日本がアメリカに負けたのも、ある意味必然だったというわけです。

(つーか、こうしてみると旧日本軍がバカの集まりだったんだなー、素人でも分かるくらいアホやん、って思ってしまいます)

こんな感じで、歴史上の出来事を例に挙げて、孫子の兵法を詳しく解説してくれています。

戦争とか戦いとか興味ない人にはつまらない無いように思えるかもしれませんが、

興味ある人は1度読んでみると良いと思います。

他にも、織田信長の戦略やら豊臣秀吉の戦略についても触れているので、

日本の戦国時代が好きな人には楽しめるかもしれないですし、新たな発見があると思います。

その発見を自分の人生に活用すれば、これからあらゆる勝負事に強くなるかも。

(あ、ギャンブルは別ね。この本読んでもパチンコで急にボロ勝ち出来るようにはならないぞ)

また、友達に話すだけで、周りからも一目置かれたりしそうです!

「うわ、こいつ孫子の兵法にメッチャ詳しいやん」

「兵法に詳しいとか、なんかカッコ良くね?戦いに強いってことだろ?」

「えー、あの歴史上の人物はそんなこと考えてたのかー。こいつメッチャ頭ええやん」

みたいな感じで。

まとめ

そもそも何でこれを読もうと思ったのかって言うと、

人生勝負ごとの連続だと思ってるから。

つーか、人生=勝負ってくらい。

小学校に行ってる時から、足の速さだったり、縄跳び何回連続で出来るかだったり、

テストの点数だの、給食を食べ終える速さだったり。

(足の速さや給食を食べ終える速さでクラスのトップが決まってたあれ。何なんだろうね?)

で、大きくなるにつれて、受験だの試験だの就活だの出世レースだの。

様々な勝負事に、嫌でも関わってくるようになるし。

だからこそ、勝負事の基本が全て凝縮されている、

っていう「孫子の兵法」について、学んでみようと思ったんですよ。

もちろん、世界的にも有名な「孫子の兵法」だから、

それを解説した本なんて、探せばいくらでもありますよ。

中には、子供向けに書かれた漫画で紹介している本まであるくらいですし↓

で、そんな中で僕がこの本を選んだ理由としては、やっぱりサブタイトルが1番。

いいですよねー、「勝ち続けるために何をすべきか」って。

一時的な勝利だけじゃダメですよ。

勝ち続けて、最後まで勝者でいないと。

第二次世界大戦を見ても、日本もドイツも最初は連戦連勝だったのに、やがて負け始めた。

最終的にボコボコにされた。

日本もドイツも四方八方を敵に囲まれて、味方なぞどこにもいない。

フルボッコもいいところ。

(フルコンボだドン!(笑))

そんなのより、最後まで立っていたいよね、最後まで勝者でいたいよね、って話です。

出典:漫画「ONE PIECE」より

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